芸能界への独り言ー素人だから無責任なことが言えるわけですー

無責任なことを大きな顔して言うブログです。

日本の映画館が洋画の公開を遅らせる3つの理由

いよいよ来月10月9日、実写版『アラジン』のDVD&Blu-rayが発売になります。

 

www.disney.co.jp

 

令和初の100億円突破作品となった今作ですが、実は私も公開初日に観に行きました。

アラジンを演じたメナ・マスードがイケメンで、こりゃあ泥棒とはいえお姫様も恋に落ちるわなと思ったものです。

でも、そんな『アラジン』

日本での公開は6月7日ですが、全英では5月24日…日本は公開日が2週間遅れています。

 

これはいったいどういうことでしょうか?

 

公開日の遅れ

 

昨年日本で公開された洋画3作品の全米(英)/国内の公開日を並べてみました。

 

■ジュラシック・ワールド 炎の王国

全米公開日:2018年6月22日

日本公開日:2018年7月13日

⇒公開日の遅れ:21日

 

プーと大人になった僕

全英公開日:2018年8月3日

日本公開日:2018年9月14日

⇒公開日の遅れ:42日

 

リメンバー・ミー

全米公開日:2017年11月22日

日本公開日:2018年3月16日

⇒公開日の遅れ:114日

 

『アラジン』だけでなく他3作品も公開日にズレ=遅れがありました。

もちろんこれは偶然ということではなく、ちゃんとした理由があります。

 

公開日を遅らせる理由

 

①コケる可能性を避けるため

まず大前提として、洋画よりも邦画の方が興行収入が見込めます。

こちらを見ると分かるのですが、昨年だけでみても興行収入が10億円以上の作品は…

邦画:31本 洋画:23本

もちろん作品の中には邦画よりもヒットした洋画はたくさんあります。

しかし、あくまで本数でいうと邦画の方が多いのです。

 

また、こちらを見て頂けると分かるのですが、

www.eiren.org

 

現在日本のスクリーン数は約3500…それに対し、年間1200本近い映画が公開されています。つまり、スクリーンの数が圧倒的に足りていないわけですね。

上映側(映画館/配給会社)もビジネスなので、出来るだけヒットする映画を公開したいと思っています。そして逆にヒットの難しそうな映画の場合、公開日選びに慎重になります。残念ながら公開されないことも…

 

 ②映画をヒットさせるため

ディズニーのようなブロックバスター映画の場合、ある程度の収入は見込めます。しかし、より多くの収入を得るためには十分なスクリーン数+上映期間を確保する必要があります。また、話題作が多いタイミングを選ぶと集客が分散してしまうこともあるため積極的にずらしていくことがあるそうです。

 

③鑑賞意欲を高めるため

皆さんが映画を観に行く理由はなんでしょうか?

好きな役者さんが出ているから?原作のファンだからでしょうか?

実は、邦画に比べ洋画は、世間から注目されにくかったりします。まあ、当然といえば当然ですが、我々の多くは海外の俳優より日本の俳優の方が詳しいですし、アメコミより日本の漫画を読んできています。そのため、洋画を観に行きたいと思わせるには、邦画とはまた違った理由をつくる必要があるのです。

ランキングや興行収入等の実績、はたまた映画賞の受賞歴等を日本公開時に発表し、その作品の付加価値を上げていく作戦ですね。

 

 

 

まあ、だいたいこの3つが洋画の公開日が遅くなる理由といわれています。

私としては、楽しみにしている映画は1分1秒でも早く観に行きたいのですが、映画をヒットさせるためにはただ公開日を早めればよいというわけにはいかないので、その辺は大人たちに任せるしかなさそうですね。

 

早く家でアラジンが観たいです。

そして、続編も早くみたーーーい!!